順天堂大学B | 日本大学B | |
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前半 | 0 | 0 |
後半 | 1 | 0 |
結果 | 1 | 0 |
Aの敗戦を目の当たりにし、午後から気持ちを入れなおしてアップに臨んだBチーム。気合いは十分に思われたが、待ち受けていたのは一点を争う白熱した試合展開だった。
前半、葛島が体を張ったプレーを見せ、前線でボールをキープすると、一年生の青木や飛田などもプレーに絡み、チャンスを演出する。だが、これという決定機がやってこない中、日大に枠内シュートを許してしまう場面もあり、田代のセーブに救われた。結局、0-0のスコアのまま前半を終える。
厳しい戦いとなったのはここからだった。日大は順大ゴールに何度も襲い掛かり、それをDFラインを中心に跳ね返す苦しい時間が続く。それに対して、順大は後半から加わった大前などが高い位置でファールを誘うなど、得点につながる機会を狙う。だがどちらも簡単には失点を許さず、後半も終盤に差し掛かる。
後半20分を過ぎたころ、日大の選手が順大のゴール前に抜け出し、一対一となる。シュートを放たれ、中の選手、外のメンバーともに失点を覚悟をしたとき、一年生GKの田島が片足でボールを触り、渾身のセーブでゴールマウスを守った。
そしてついにやってきた順大の決定機。後半も10分を切った中、右サイドの江口がダイレクトで出した浮き球のパスが、日大DFの頭を超え、ゴール前にいた葛島に繋がる。それをシュートした葛島と詰めていた土田がゴールに押し込み、喉から手が出るほど欲しかった決勝点を挙げた。